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虫の目

魅力あふれる商品づくりとマーケティング

2016年12月15日
弊社は、ものづくり企業とは言っても、一風変わった研究開発支援型企業として活躍しています。

しかしながら、お客様のニーズから心をつかみ、喜んでいただけるためには、自社の技術情報をある程度開示しながらの商談となりますので、商談成立には何よりも信頼醸成が大事なポイントになります。

一方自社での商品開発も常々意識しており、機能開発、機能試作など時間の許す限り進めています。
そんな経験で感じたことは、最終製品に仕上げるために様々な加工技術及び生産技術とのベストな組み合わせを探るには、一定期間の情報の蓄積と実践が欠かせないという点です。

しかしこの観点は、弊社のような研究開発支援型企業では、当然ながら突き当たる課題ですので、商品開発の方向性に沿った流れで、そういう企業様との接触を試みています。

一遍に片付く性質の課題ではありません、生産技術にあう形態に当社のペグリッチ®でコンパウンドを製造する際に、必ず先様の加工方法や生産設備との整合性を確かめなければなりません。

その為には、先ずは秘密保持契約をご提携いただき、実際の開発を進めております。
こういう信頼醸成は、次回以降の開発につながるため、これまでにNDAを締結いただいた企業様とは継続的な関係が進展しており、好ましい限りです。

さて、タイトルに有ります『魅力あふれる商品づくり』とマーケティングに関して、技術開発者があまり考えない領域ですので、いわゆるMOTなる技術経営を自負する方でなければ、実際に深く追及することはないのかも知れませんが、企業経営にとっては、何よりキャッシュフローを生み出す行為ですので、真剣かつ効率的な方策を探り、コストパフォーマンスの良いやり方を選定しなければなりません。そこで、成書やネットの情報をくまなく調べるわけですが、経済論理を背景に書かれているため、自然科学を好む方から見ると、結局まぐれ当たりなんじゃないの?という猜疑心が芽生えてきます。

目の前にある、契約を取るための方便だとか、技術的な側面が魅力として伝わっていないとかいわば愚痴にもなりそうなつぶやきが聞こえてくるようです。

でも、実際に我に返ると、本当に使う方の気持ちを分かっているのかというと、何もかも杓子定規では当てはまらないという命題に直面することとなり、いささか経済論理の背景との技術オリエンテッドな考えとのギャップを禁じえず、妥協するしかないという衝動が湧き出してきます。

しかし、技術者が考えると、経済論理を上手く我流に分解すれば(リバースエンジニアリング的考え)で掘り下げると、一つのアプローチの方法が見えてきます。

私がたどり着いた啓蒙標語は『デザイン性が有り、着眼点が独創的で、主体性のある機能をもつ、ブランドイメージが湧き出すもの』が魅力ある製品(商品)に欠かせないとの結論に至りました。

当たり前のようですが、ものづくりに役立つ技術をどのように展開し、収益につなげるのかは、大変重要な観点であり、蔑ろには絶対にできません、この事を心に刻み、日々の活動のモチベーションに変えています。

マーケティングは、知っていただく行為とブランドイメージが後の商品シリーズに一致することで、マーケットの占有領域を作る行為に分けてみて進めています。

技術に裏付けされた『主体性のある機能』をお客様の観点から喜んでいただける『デザイン性』と『独創的なアイデア(組み合わせ)』をお伝えする努力を重ねて、市場ニーズにマッチする商品が産み出せれば、企業存在意義は一層高まり、新しい時代を切り開く企業活動が連綿と続くことになるのだと思います。

皆様との出会いを愉しみにして、元気に頑張らさせていただきます。