香聞 茂™のじぇじぇじぇる

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経済は、マジョリティへの収奪が本質かも知れない

2017年05月10日
日本社会が雇用の多様化で戦後維持してきた分厚い中間層が減少しているなか、政策立案の官僚は、人口の減少を容認しながら、経済はTPPの空中分解でどこにフォーカスを絞ればよいのか空転中のように思える。

支援策という甘い誘いでアイデアを吸い上げるが、そこから先が変質することが問題である。つまり、健康寿命を延ばしましょうと社会的な掛け声が上がるが、研究に浪費された資金が成果を伸ばしたという実例はあまり聞かない。むしろ○○デバイス、○○認定など経済活動を優先する施策に自由変形するため、結果的に小さなパイが生まれてはすぐに消えていくそんな施策と変質している。

根源は、健康の維持と増進であり、医療技術の向上や革新も一面では必要だが、人間のホメオスタシスこそが、健康寿命との関わりでは深い。救命では世界的にも先端医療のレベルで、失礼な言い方だが、死ねなくなってしまったとの解釈も成立する。

むろん現場の医師に対する雑言ではなく、制度がそれを目指している為、医療機器メーカは莫大な開発コストを吸収できる。

しかし、昔からの教訓で衣食住が整えば、医・職・従から遠ざかることも現実には起こる。つまり健康な住宅で、清潔な衣服をまとい、慎ましい食事を維持すれば、アルコールという毒を食らって愚痴をこぼしてストレスを減らすつもりが、ホメオスタシスを乱し、却って身体にはストレスとなっていることを気づかないでいるより、はるかに健康にプラス効果である。昨今は、睡眠不足を新語の睡眠負債という言葉にリンクして健康への見落としがちな生活習慣に警鐘を鳴らしている。

我々は、長生きを望んで人生を謳歌したいと誰しも願いつつも、好むと好まざるとに関わらず、健康マジョリティの範疇から外れたマイノリティの人々もいる。不幸にも、意に反し精神的な崩壊が進んでしまった人も存在するだろうし、介護されることを余儀なくされたひともいる。現代社会には誰しもその健康マジョリティから脱落して、いつマイノリティを甘受せざるを得ない日が訪れるか、いつそうなるのか、ならないで過ごす方法はなどど、心なしか、背後に不安を背負っている。

では、経済は経世(国)済民が語源であると言われその意味合いでは、本来民を救うの大義であったはずが、薄れた現在社会は、Wikiぺディア(語義の変遷7行目)でも記述があるように、「社会生活を営むのに必要な生産・消費・売買などの活動」という側面が強調されるようになっていった。もはや個人レベル・企業レベル・国家レベル(世界レベル)では、マジョリティへ向けて、金を稼ぐことが第一義となっている。

本義で言えば、簡単な方策で、マイノリティを救済する手立てを整えれば、その周囲で世話をする人々の負担を軽減できはずで、多くの国民が安堵できる。

人口減少が止まらない国内事情は、所有意識の変化も影響しているが、物が売れなくなり個人の価値観が多様化しているため、大量生産での経済最適化は、すでに機能不全である。健康食品が注目されているが、すべてを否定しないが、人間の代謝では、細胞の再生の繰り返しであり、アポトーシスが次の細胞の活性を連綿と創生している。つまり、健康食品はあくまで補助食品であり、バランスのとれた栄養価の高い食生活をしていれば(豪華ではない)維持される生命活動であり、バランス栄養食品は本来人への補充が目的であるべきである。

とにもかくにも、人間のホメオスタシスには、睡眠がもたらす免疫強化が最大のバランス効果である点は、今後注目されていくであろう。

睡眠による脳に起きるホルモン分泌が、脳内のクリーンアップを進め、健全な思考と体の神経バランスを維持し、様々な免疫機能の制御に重要な役割を果たしている。

獲得免疫と炎症反応のようにトレードオフな関係が体内で生じている際に、細胞に突然変異が生じるバイアスとなっていると考えている。
睡眠による自律神経系のバランシング活動は、それぞれの個体ごとに多少の違いはあるものの、人類の進化に伴う履歴に基づく防疫システム構築であり、蔑ろにするとたちどころに病気症状が現れる。

良質の睡眠を得ることこそが、最大の健康寿命を延ばす源泉であり、そこにアプローチすれば、自然と人類の進化でたどった、現代社会ではなかった時代の環境が、プラスに作用すると考えられる。

自然との接触は、ストレスの減少に効果が絶大で、我々は、健康マジョリティに経済的価値観で投入される商品が、はたして健康にどのような関わりを持つ商品なのか吟味して選択することこそが求められている。